焼き畑

気がついたら焼け野原

今日のやつ その4

 プログラミングをしているとき、人形を近くに置いて、考えに詰まったら話しかける。まるで人間に相対しているときのように悩みを聞いてもらう。一見頭のおかしい人のようだが、これも一つの思考整理術の一つで、ラバーダッキングと呼ぶ。ラバーダックは、文字通りゴム製のアヒルの人形のこと。
 私はついつい独り言を言いながら作業をする癖があり、架空の誰かに説明し始める時がある。というかそれを始めたときはたいていちょっとずつ頭の中で整理が進んでいるときなので、積極的に独り言を言ったりする。今まで意識してこなかったが、これもある種のラバーダッキング法と言えるかもしれない。うまく活用すればどんどんと考えが発展していき、問題もするする解けていけるかもしれない。モチベーション管理にも役立てそうだ。
 問題があるとすれば、やはり傍から見たら頭のおかしい人に見えること。マスクをしながら作業しているおかげで、口の不自然な動きや微細な発言を咎められる可能性が低くなったのは、コロナ禍における一種の怪我の功名だろうか。